木材と放射能

過日の震災後に放射能について今までよりも多少活発に紙面を飾っていますが、その中で「木材は大丈夫ですか?」という問い合わせも、関東を中心に増えたそうです。

天竜のTSDにも同様の問い合わせが増えて「検査」の必要性(?)よりも、出荷証明に放射能証明も付けなければいけないのでは?という議論が先日行われたそうです。

クラ君達、設計や工務店さんなどが集まる「名古屋 匠の会」でも議論されたようです。

 放射能について、何故だか今頃になって風による放射能の飛散状況が発表されましたね。

いくら直後の発表だと「市民がパニックを起こす」という発想でも・・・今頃?と怒りを覚える人、呆れる人。せめて被災して2~3日で発表すれば、牛の麦わらの問題も起きなかったし、風評被害って農家は騒ぐかも知れませんが、事実関係を速やかに出すという「英断」を出す政治家がいなかった事が残念な国です。

すぐに発表して「こうして下さい」と道筋を出せば、それなりにみんな行動するはずです。

 先日アメリカドラマを観ていたのですが、その中でも1940年代のフランスワインの見分け方で「他の放射能なら自然界の中にもある。自然界にない放射能、セシウムが入っているか?どうか?」で真偽を判定する会話がなされていました。「1945年以前に作られたのなら、この瓶の中にセシウムは無い」という内容です。

日本に落とされた原爆2発、その後の核実験で世界中にセシウムが飛んでいる。という事です。発表された飛散状況では、神奈川の一部までの広がり方でしたが「世界中に存在する」という事ですね。

フランスだって核の凍結前に駆け込みで海の中で核実験したんですから・・・(^^;)凄いよね。フランス以外で誰も「核反対」なんてデモを起こさなかったという記憶があります。

思いっきり海の中は放射能ですよ。でもインド洋マグロやノルウェー産の鮭やサバを食べていたと思います。

 現実的に私達の子供時代は戦後20年~30年。まだ放射能の影響がある。という時代に広島のかきなんて喜んで食べていたし、戦後すぐなんて危機的な餓鬼状態(農業を行う男子が戦争へ行ったり、戦死したから。すぐにお米が出来るわけではないから)  

和歌山のみかんだって食べたでしょうし、徳島のかつお、岡山のもも、兵庫・・・今は玉ねぎだけど、当時はなんだったかな?また高等小学校の「産地」を読んでみよう。

大阪だって、四国だって、鳥取の「なし」だって食べていたでしょうが、長寿大国って・・・どうなんでしょうね?

木材に関しても「古民家」の木材再生や古家の木材を再利用する・・・って微妙な年代があるっていうことです。

 多分、このワインの話を聞く限りでは、核の飛散が直撃しなくても地上の全ての生物が呼吸している以上、魚も木も野菜も被害は逃れられない、という事でしょう。

まだ赤ちゃんや幼児を持つ親御さんは心配だと思いますし、今は何でも判定される機械があるのでかえって不安だとは思います。

うちも子供達に「じーちゃん達は先が短いから気にしていない。私達もへたに長生きするより、自然に任せる。でも君達はこれからを生きるから、放射能が怖ければ産地を指定して欲しい、そういう買い物の仕方をするよ」と聞くと「でも、100%避けられるもんじゃ無いでしょ?その時はどうするの?」と聞かれました。

難しいですね。自分は痛かろうが苦しかろうが平気ですが、子供達がそうなれば苦しみは倍になります。

でも「それも含めて運命なんだと思う。受け入れて前を向くか?誰かのせいにして恨むのかは違う。恨めばそのから動けなくなるから、自然に任せたいと考えている。」と伝えると2人とも「いいよ、それで。」と答えが返ってきました。

黒塗りマニュアルなどに代表される、責任逃れや追求を避けるという対応には、心から残念な国と思います。子供達の未来が心配ですが、事実は事実として考えていかなくてはいけませんね。




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